これ食べたらダメ!!『朝に兄と事故か』

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知らないと損する語呂合わせ

   『朝に兄と事故か』

 

日本の死因と食事


皆さんもご存じの通り、身体は食べたものからしか作られません。当然のことですが悪いものを食べていれば身体の調子は悪くなります。

では最悪の不調とは何か?と考えたときに、それはやはり「死」だと思います。そしていま日本において最も人を死に至らしめているのは「がん」です。

1981年以降常に死因の1位で27.4%。2位が心疾患で15.3%、3位の老衰は8%、4位の脳血管疾患は7.9%(1980年までは脳疾患が死因の1位)とつづきます。

がん、心疾患、脳血管疾患を合わせると50%を超えます。つまり日本では、がんと血管が詰まる(動脈硬化)病気で2人に1人が死んでいます。

              

がんの中でもトップが肺がん、その次に大腸がん、胃がん、膵臓がん、肝臓がんと1位の肺がんを除けば消化器系のがんがつづきます。

消化に係る器官ですからもちろん食事が大きく影響しています。

上記のことから食事を見直そうと考えたとき、まず「身体にいいものを食べる」ではなく、「身体にとってマイナスなものが何か」を知って、減らすことから始めてみてはどうでしょうか。

その身体にとってマイナスなものの頭文字をとって作られた語呂合わせが『朝に兄と事故か』なのです。

 

 

朝に兄と事故か(あさにあにとじこか)


  あ アルコール

  さ 砂糖

  に 乳類

  あ 揚げ物

  に 20時以降の過食

  と トランス脂肪酸

  じ ジュース

  こ 小麦

  か 加工肉

 

この語呂あわせはがんや動脈硬化に起因する食習慣で改善が必要です。

発がん性に関してはWHOの外郭団体であるIARC(国際がん研究センター)が発がん性の確認されているものや疑いのあるもののランク付けを行っています。

また、人類史で最も大掛かりな2つの「栄養追跡研究」である「マクガバンレポート」と「チャイナプロジェクト」によって健康的な食習慣の答えはほぼ出ています。

動物性脂肪や乳製品がほぼない伝統的な日本食から、西欧的な食事に転換する日本人は乳がんと大腸がんの罹病率が劇的に上がります。

また、チャイナプロジェクトの研究結果では動物性たんぱく質はがん細胞の成長を促進させることがわかっており、動物性たんぱく質は少量であっても多くの慢性疾患を発症させ、有害な影響を及ぼしていたことが証明されました。同じくがん細胞の形成、増殖において強力な促進作用があるのが牛乳に含まれるカゼイン(牛乳のたんぱく質の87%がカゼイン)でした。その他、食肉も大腸がんのリスクを高めることが発表されています。

一方、大豆などの植物性からたんぱく質を多く摂取していた人たちは健康で慢性疾患から免れる傾向にありました。

このことから言えるのは、多くの方が昨今のダイエットブームやボディコンテストブームによる間違った栄養バランス(低糖質・高たんぱく食など)を実践していて、指導する側もそれが正しいと思っている人が多いということです。

 

 

次回からは『朝に兄と事故か』を深堀していきます。

次回は あ アルコール です。